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令和元年 秦野市・東田原神社夏まつり 神輿宮入

小田原の白髭神社小祭を見学し、秦野に帰ってきて向かった先は前日にちょっと準備を拝見させてもらった東田原神社の夏まつりです。神社に向かって神輿の場所を確認したところ、田原ふるさと公園から神社へ向かうということで公園へ向かい、途中から太鼓の音が聞こえてきて丁度お発ちしたばかりの時点で合流できました。
同じ市内なので知合いも多く担ぎに来ており、暫し挨拶がてら談笑しつつ、弓張提灯をつけた姿を初めて撮影しました。

令和元年 秦野市 東田原神社夏まつり 神輿渡御宮入道中

大体、氏神様の祭礼準備と夜からは浜降祭ってタイミングで東田原の夏まつりは行われるので、浜降祭に備えて見学すら断念してたのですが、今年は浜降りは不参加と決めていたので、やっと夜の渡御を見ることができました。
もちろん、せり担ぎです。

2019年 秦野市 東田原神社夏まつり 神輿渡御宮入道中

公園を出る際はまだ薄暗かったのですが、神社に近づくに連れ暗さが増していきます。
神社に向かってバス通りを進んで行きます。

令和元年 秦野市 東田原神社夏まつり 神輿渡御宮入道中2

秦野で弓張提灯を屋根の軒にぐるりと飾りつける姿は殆ど一緒ですが、屋根部分のつけ方にそれぞれ違いが出ますね。
東地区近隣は屋根にはあまり提灯を付けない神社が殆どです(大鳥周辺に弓張や丸提灯を付けてるところは多いです)

令和元年 秦野市 東田原神社夏まつり 神輿渡御宮入

神社前に到着すると一旦神社から道を挟んで反対側の住宅地に入り、神社階段へ向かうよう向きを変えてから真っ直ぐ階段へと進んで来ました。

2019年 秦野市 東田原神社夏まつり 神輿渡御宮入

ここの神社も段数はそこまで多くありませんが、勾配はけっこう急です。
宮入道中は殆ど雨は降っていませんでしたが、足下は濡れており、滑らないように注意しながらゆっくりと神輿を上げていきます。
境内に上がると、ここは練り回すことはせず、ゆっくりと社殿へと真っ直ぐに進み、社殿前で3本差して宮入が無事に終了となります。境内を練るところが多い中、ちょっと新鮮でした。
悪天候の中の渡御、大変お疲れ様でした。

こちらも動画がありますので、載せておきます(終盤暗くて見づらく申し訳ないです)





令和元年 小田原市小船 白髭神社小祭 小竹・八坂神社神輿渡御

前記事の続きとなりますが、中村原の神輿渡御の見学を終え、続いては小竹(おだけ)・八坂神社の神輿が白髭神社へ宮入するのを見学に。この小竹の神輿は、ブログ「相模の国からの物語」で存在を知り、2017年の白髭神社例大祭の帰り際に八坂神社に寄り、神輿自体は見せていただいてたのですが、渡御されるのを見れるのは今回が初めてです。
神輿を探すのに八坂神社により、ちょうど外で作業されてた方に大体の場所を教えていただいて向かいました。
神輿は小竹下公民館前にあり、宮入へ向けて準備をされてるところでした。

令和元年 小田原市小船 白髭神社小祭 小竹・八坂神社神輿渡御

高張提灯には小竹の文字が見えますが、神輿には白髭神社の文字が入った提灯が付けられています。
ブログ「相模の国からの物語」で紹介されておりますが、二宮の宮大工、杉崎周助内匠藤原政貴の作だそうで、白髭神社の宮神輿同様、前面だけが唐破風の屋根でその他3面は延屋根です。屋根紋も正面だけが3枚の三つ巴紋が付けられているのは同じです。

宮入時刻30分前に台車に載せられたまま公民館からお発ちしました。
太鼓山車と高張提灯、子供達の提灯行列に先導され、県道709号線を経由して白髭神社へと向かって行きます。

令和元年 小田原市小船 白髭神社小祭 小竹・八坂神社神輿渡御最列


県道から神社へ繋がる道から(下中駐在所の角)担がれ始めました。


令和元年 小田原市小船 白髭神社小祭 小竹・八坂神社神輿渡御宮入道中


こちらもどっこいで担がれます。ちなみに提灯の灯りは蝋燭でした。
そのまま神社下へと進んで行きます。
神社下では宮本のお囃子も出迎えて、鳥居の前で暫し練り続けます。
途中、神輿を左右に振るような場面もあり、渡御の形態は例大祭と同じようですね。
宮入を惜しむかの様に練っていましたが、役員さんに促されて宮入りへ。


令和元年 小田原市小船 白髭神社小祭 小竹・八坂神社神輿渡御宮入


階段を上り、境内に上がったら社殿の周りを3周回ります。こちらも例大祭で見たときと一緒でした。

2019年 小田原市小船 白髭神社小祭 小竹・八坂神社神輿渡御宮入

3周回ったところで拝殿へと向かい、その後御霊返しが行われました。
この後、再び八坂神社へと戻られたそうですが、この宮入までの見学といたしました。

白髭神社の氏子地域は各地区で神輿を持っているところもあり(全地区ではなさそうですが)、殆ど氏子の方々が主体となって渡御もされているように見受けられるので、例大祭や小祭で神輿を出すとなるとそれなりのご苦労もあるかと思いますが、その形を守っていかれている姿には敬服いたします。小田原でのどっこい担ぎなので、それは昭和に入ってから変化した部分だとは思われますが(隣地区に二宮の川勾神社が鎮座してるので、影響は受けてるのかもしれません・・・あくまでも推測です)、神輿の渡御がこれからも続けていかれることを願っております。

動画も載せておきます。




最後に情報をくださった氏子青年会さん、誠にありがとうございました。
例大祭含め、また何かございましたら、ご連絡いただけると幸いです。


令和元年 小田原市小船 白髭神社小祭 中村原 神輿渡御

地元八坂神社の祭礼準備を済ませ(7月14日)、向かったのは小田原市小船に鎮座する白髭神社の小祭で、中村原と小竹・八坂神社の神輿が出輿するとの情報を当ブログに白髭神社氏子会の方からコメントで寄せていただきましたので、見学に伺いました(2年前からコメントいただいてまして、誠にありがとうございました)。

時間的に中村原の神輿が先に渡御を終えてしまうので、とりあえず中村原公民館の辺りへと向かったところ、公民館前に神輿が置かれて担ぎ手の皆さんは公民館で休憩しているところでした。
この日は生憎の天候で、神輿には軒先からビニールが垂らされており、胴の部分がよく見えなかったのが残念ですが、お目当ての鳳凰を直接見るとこが出来たのは嬉しかったです。
また以前写真で見た時は白の飾り綱でしたが、今回は紫の飾り綱を使用されてました。


令和元年 小田原市小船 白髭神社小祭 中村原神輿渡御

公民館前から台車で暫く移動し、「橘タウンセンター入口」交差点の手前から担ぎ出し、県道709号線に出てファミリーマートまで渡御されました。担ぎ方はどっこいです。

2019年 小田原市小船 白髭神社小祭 中村原神輿渡御

鳳凰を横から見ると前傾の仕方とかもそっくりです。こちらの鳳凰は鍍金が施されていますが、御門の物も昔はメッキされてたとの話も聞いたことがあります(あくまでも口伝です)。
その後の神輿の渡御はファミリーマートから県道は台車で移動し、再び県道から公民館のある通りまで進み、交差点を左折したところから最後の渡御が行われました。

令和元年 小田原市小船 白髭神社小祭 中村原神輿 鳳凰
鳳凰もそうですが、小鳥も同じ形をしていました。


地元の八坂神社の鳳凰はとても特徴的であるのは何度もサイトやこのブログでも触れておりますが、この鳳凰は大磯町の錺職工 三武岩吉氏によるもので、青年会の先輩からは岩吉さんの晩年の集大成の作品として、同じ鳳凰が3体作られたと伝えられていると聞いており、その話を神輿好きの方にお話したところ、ここ中村原ともう1体は藤沢市の四谷に鎮座する八坂神社のものではないか?と教えていただき、写真では見せていただいていたのですが、実際に見てみたいと思ってました(四谷・八坂神社の鳳凰は尾羽など変わってしまっていますが、顔つきや胴体などはそっくりです)。
何度か白髭神社の例大祭には足を運びましたが、なかなかタイミングが合わず見れずじまいでしたが、今回やっと目にすることができました。
三武岩吉氏の大鳥(鳳凰)は数多く残っておりますが、その中でも晩年の今まさに飛び出そうとしている姿勢の特徴的な鳳凰が他でも残されているのは大変嬉しい事です。
腿の部分に彫ってあるのを確認したところ、大正九年(最初六年と記載してしまいましたが、ここの鳳凰の情報を下さった方からその部分の画像をいただき、九年と判明)と記されており、御門の八坂神社の鳳凰が大正十年作ですから1年前の作品になります。
ちなみに藤沢市・四谷の鳳凰は同じくいただいた画像から大正七年作で3体の中では最初に作られています。
場所も全然バラバラなので、何故この形の鳳凰を入手できたのか気になります。岩吉さんが最後に3体作ろうと考えていて、たまたま依頼した順番でそうなったのか、価格交渉でそうなったのか、そもそも岩吉さんが製作した最後の3体なのか。
御門の鳳凰が大正十年で岩吉さん御年77歳なので晩年であることに間違いはありません。

中村原の神輿の作者・製作年数など詳細はわかりませんが(所有の経緯なども)、その辺りについても更にお聞きしたくなります。


令和元年 小田原市小船 白髭神社小祭 中村原神輿渡御2


さて、渡御の方は最後は公民館で終了となりました。渡御自体は10時から行われたようですが、悪天候の中大変お疲れ様でした。最後は甚句で大いに盛り上がり、渡御は終わりとなりました。

動画もありますので、載せておきます。




続いて小竹の神輿も見学に行ったのですが、長くなりましたので記事を改めて書きます。


令和元年 秦野市 御門・八坂神社例大祭幟立て

一昨日(14日)は週末からの例大祭に備えて氏神様(御門 八坂神社)での幟立てやその他準備が行われました。
通常ですと朝から作業は開始するのですが、雨天が予想されてたので前日に時間変更が決まり、今年は昼からの作業となりました(幟立て以外は天候の状況を見て午前中から行ってました)

私が携わるようになってからは初めてのケースでしたが、祭典役員の賢明な判断もあって、氏子の皆さんも大勢集まっていただき、幟立てはスムーズに進みました。

令和元年 秦野市 御門 八坂神社 例大祭幟立て1

昔ながらの手法で気をつけながら立てていきます。

2019年 秦野市 御門 八坂神社 例大祭幟立て

御門は長さの異なる縄梯子3個を用いて立てていくのが特徴的です。

令和元年 秦野市 御門 八坂神社 例大祭幟立て2

すんなりと2本の柱が立てられました。

氏子が力を合わせて行うことが祭礼の意義でもありますので、周辺の住宅状況も変化しつつある中ですが、この幟立てが出来る限り続けられるように願っております。
この後、神輿の清掃や氏子の方々は各家の周りに張り巡らす注連縄を持ち帰り、更に祭礼に向けた準備を行います。

伝統を守っていくことは時代の流れもあり、思うようにいかない部分も出てきますが、極力変わらない部分を残しつつ、どうしても変更せざるを得ない部分は妥協して、皆で知恵を絞って対応しています。
そうやって準備が着々と進み、今年もどうか無事に例大祭の二日間と片付けが行われますように。


令和元年 秦野市・東田原神社夏まつり準備、二宮町・元町八坂神社例大祭見学

本日は本来でしたらこの時間は20日からの氏神様の例大祭に向けた準備を行ってるはずでしたが、天候不順のため時間がずれましたので、空いた時間で昨日見学した他の祭礼の模様を書こうかと思います。

まず最初は秦野市の東田原に鎮座する東田原神社の夏まつり(本日執行)の準備にちょっとお邪魔してきました。
買い物に向かう途中、神社の前を通ったところ(確信犯ですw)神輿が出されていたので、即行で買い物を済ませ神社に向かいました。
境内では幟立てや神輿の準備の真っ最中でした。

令和元年 神奈川県秦野市 東田原神社 夏まつり準備 神輿

2019年 神奈川県秦野市 東田原神社 夏まつり準備 神輿

令和元年 神奈川県秦野市 東田原神社 夏まつり準備 幟立て


準備中にちょっとだけ撮らせていただいたので、じっくり撮れませんでしたが、飾り付けされてない状態で拝見したのは初めてでした。作者や製作年代は不明のままですが、年季が入っていることは確かです。明王太郎なのでは?などとの声もありますが、もし仮にそうだとしたら背の低い屋根の形状は明王太郎が神輿を手掛け始めた初期の頃の代だと思われますけど、その頃の今残ってる神輿と比較すると井垣がシンプルだなと思いますし、明王太郎が残した日記にも出てきてないようなので、実際のところはわかりません。


令和元年 神奈川県秦野市 東田原神社 夏まつり準備 神輿・輪宝紋
光って見づらくて申し訳ないです


また、この神輿は屋根紋や台輪の紋に輪宝紋が使われています。東田原神社は八幡宮が元になってますので、神社そのものに仏教的要素(例えば牛頭天王が元となった八坂神社のように)は少ないと思われますが、ここの別当は真言宗の長楽寺で(廃寺、金蔵院の末寺)、真言輪宝のようにも見えることから、別当の影響もあっての輪宝紋なのかもと推測できます(神輿の製作に至る過程が全くわかりませんので、譲ってもらった可能性もゼロではないですね)。
その他にも輪宝紋が使われている神輿は各所で見られますが、神仏習合の名残であるのは確かでしょうが、その関係性も大変興味深いです。
ちなみに神社の社殿は旧道明寺の観音堂を転用したものと伝えられてますが(秦野市史で確認できます)、あくまでも社殿の転用だけだと思われますので、観音さんの神社への影響はちょっとわかりかねます。
時間が無かったもので、さらっと見ただけで終わってしまいましたが、そんな中社殿等を案内してくださいまして、誠にありがとうございました。


午後からは二宮町の元町に鎮座する八坂神社の例大祭を初めて見に行きました。
二宮も八坂神社が多く、今週から3週に渡り各所で祭礼が行われます(元町、通り三町、山西、中里)。
どうしても祭礼が被ってしまうので中々見に行けませんが、土曜日ということもあり都合がつきましたので、行ってきました。

令和元年 神奈川県二宮町 元町 八坂神社例大祭 神輿渡御1

ここでは御霊入れを入魂式と呼んでいるようで、渡御の前には翠鳳睦さんの神輿も並んでました。

令和元年 神奈川県二宮町 元町 八坂神社例大祭 翠鳳睦神輿

宮神輿のお発ち前に翠鳳さんの神輿は台車で二宮駅方面へ運ばれました。
Youtubeを見ると翌日の宮入の時には二基で渡御されているようですね。


生憎小雨が降りしきる中でしたが、定刻にお発ちとなり、県道71号線を逆走する形で北上して行きます。


令和元年 神奈川県二宮町 元町 八坂神社例大祭 神輿渡御2


神輿仲間のY君も撮影に来ており、話を聞いてる中で「相模の神輿2」に載ってたのを思い出し、見返してみるとその当時は屋根の塗りも違いましたし、目抜き龍も無かったですね。そして4点棒でしたので、昭和から平成の変遷の中で、色々と様変わりして今のスタイルになったようですね(今はどっこい担ぎです)。
ちなみに、2015年に行われた二宮町町制施行80周年記念神輿パレードの際は紫の飾り綱での仕様でした。

2019年 神奈川県二宮町 元町 八坂神社例大祭 神輿渡御

令和元年 神奈川県二宮町 元町 八坂神社例大祭 神輿渡御3

県道から逸れてラディアンの横まで担いだ時点で台車へ載せられ、富士見が丘地区へと向かうのを見送って見学終了です。

動画もありますので、そちらも載せておきます。



令和元年 秦野市 御門・八坂神社例大祭情報

5月末より令和初の秦野市・御門(みかど、地区名で住所表記ではありません)の八坂神社例大祭に向けた会合やその他準備等、毎週のように続いております。
昨日氏子代表などを集めて全体の会合も終わり、例大祭当月に入り益々祭礼モードが高まっていきます。
今年は7月20・21日が宵宮、大祭の日程となります。


     令和元年 秦野市 御門 八坂神社例大祭ポスター
     今年のポスターです


色々と取り巻く環境が変化している中ですが、令和初の例大祭を盛り上げて行こうと宮本青年会が中心となって準備に勤しんでます。
両日共渡御の際には一部交通の規制をさせていただきますので、お近くを通る際にはご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。
同日には曾屋神社の神幸祭も行われ、秦野本町地区は交通の規制が多くなりますので、7月20、21日に秦野市内を通行される予定のある方はお時間に余裕を持ってお出掛けくださいますよう、ご理解ご協力いただけると幸いです。

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Author:まいてぃ354
神輿サイト『まいてぃ’s どっこいHP』管理人のまいてぃです。
相模の県央から西側、湘南等を中心に神輿を担いだり撮影したりしております。

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