春祭りシーズン、天気がパッとしませんね。
昨日は暖かくて良い天気でした。1日ずれてくれれば・・・って事は多々ありますけどね。
さて4、5日は地元中心に久々にあちこち回ってみました。
まず4日(土)は羽根の須賀神社を見学に。

残念ながら宮出しには間に合わず(涙)、くずは荘近くで合流できました。
暫し見学してから、菖蒲の上秦野神社へと向かいました。


こちらの宮出しは初めて見学できました。
事前にタウンニュースや神奈川新聞にも取り上げられていましたが、本年は神社再建420周年と神輿建造230周年の記念と位置付けられていました。
今年は上秦野神社の神輿は紫の飾り綱に変わってたのが目を惹きました(昨年までは白捩り)。
宮出しを見送って、再び羽根へ。

羽根に着いた時は、ちょうどくずは荘で弓張提灯の飾り付けをする時で、色々とお声掛けしていただきました。
フットサルコート付近まで同行して、残念ながら用事が入っていたため、宮入を待たずに帰路に着きました。
翌5日(日)も転々としました。
まずは戸川の八幡神社の宮出しを見に行きました。

背景でわかるようにぐずついた天候の中、復活させ伝統を受け継いでいる白丁による宮出しです。
この後、担ぎ手が愛好会に変わるのを見届けて、一旦帰宅し用事を済ませて、午後からまた再出発です。
この間に、神輿仲間から情報を得て(N平の兄ぃサンキューでした^^)、急遽小田原へ向かいました。

酒匂神社の神輿です。
初めて見る事ができました。
所謂相州神輿らしい神輿ですね。
前後の屋根紋は輪宝紋です。

左右は初めて見る独鈷の紋です。
正に神仏習合時代の作なんでしょうね。

台輪にも輪宝紋が付けられ、タンス環も付いてます。

ちょっと見づらいかもしれませんが、胴柱には鶴の紋の金具が装飾され、この鶴の紋は吹き返しにも入ってました。
鶴の紋となると八幡さんが思い当たります。そこでちょっと境内を探索してみると神社の由来が掲示されていて、それを見ると様々な社を合祀して酒匂神社となっていますが、元は八幡社と駒形社(箱根権現)の二社が大きく関わっており、由来の最後には『例祭は、七月七日に駒形社・八幡社の御輿が村中を巡行していたが大正末期に四月七日に変更した。』との記述がありました。
箱根権現をちょっと調べてみると箱根山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神とのことで、また台密が大きく影響してるとも記載されてます(Wikipediaより)
台密ってことで、密教ですね。そこで、密教の法具として金剛杵(こんごうしょ)があり、独鈷杵(とっこしょ、どっこしょ)はこの金剛杵の1種です。その紋を使用しているってことなのでしょうか??
ちょっと強引に結びつけてしまいましたが、大変興味をそそる神輿ではあります。

担ぎ方は小田原でよく見られる「おいさ~、こりゃさ~」の掛け声で担がれてました。
前日の土曜日も担がれているようですので、機会があったらもうちょっと詳しく見てみたいです。
酒匂神社の宮出しを見てからすぐに秦野に戻りました。

まず平沢の御嶽神社・八坂神社の神輿渡御へ。
祭りのポスターに西光寺の記載がありましたので、そちら方面へ向かいつつ、太鼓の音を頼りに辿り着きました。
咲き誇った桜並木の下を進む姿は、THE 日本の風景ですね^^
雨空が本当に恨めしかった一瞬です。
宮入まではちょっと時間が掛かるとのことで、続いて菩提へと。

菩提に着くと丁度渡御中でした。信号待ちで車中から激写!
近くに停められるとこが無かったので、どうしようか迷ったあげく、以前担がせて頂きに来てた時の記憶を頼りに先回りと。
一時は神輿の出せない年もありましたが、徐々に復活して来てますね。
実は午前中に戸川の後にも来たのですが、ゆっくりとトラック移動中でしたので、出直して来ました。

神輿渡御が休憩してる間に近くの山の風景を。
煙った山の絵がこの日の天候を表してます。

休憩を終えてお発ちかと思ったら、再びトラックへ。
う~ん、この先は神酒所だったからそこまで粘ってみようとw

粘ったかいあって、担いでる姿が車中からではなく撮れました^^
神酒所に着座されるのを見届けて、昨日に引き続き菖蒲へ。

神社に着いた時には既に三基が鳥居前で並び、各青年会会長の挨拶中でした。
なので、参道へ入る事が出来ず、お発ちを待って隙間を抜けて境内へと向かいます。
生憎の天候にも関わらずギャラリーが待ち構えてまして、満足できる位置取りではありませんでしたが、何とか動画が撮れて良かったです。
宮入を見届けて、即座に戸川へ向かいました。

最後の神酒所で式典の最中でしたので、そのまま出て来るとこを待ち、本日ラストの撮影へ。
無事に宮入まで撮れて任務終了ですw
どこも短時間でしたので、無造作に撮影した絵ばかりで、何年やっても満足いきませんね(苦笑)
これだけ回ったのは久々でしたので、殆ど車移動とは言え、さすがに疲れました。
撮影中に天気が大崩れしなかったのは幸いでしたが、やっぱりせっかくの桜の時期でしたので、晴天の下で撮りたかったです。
二日間とも生憎の天気で、参加されてた皆さん、本当にお疲れ様でした。
また情報をくださったカメラマンO田氏、担ぎ手で参加されてる中でお相手してくださった方々にも大変感謝いたします^^